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「やぁ、紅。部活に行こうよ。」
「そうだね。」
僕はちゃんと部活に入っている。
そりゃ学生だもん、青春しなきゃ(キラッ
………ごめんなさい。
自分で言って自分でキモかった…←えっ
とにかく、僕は新聞部だ。
活動数は少ないけれど、それなりに充実した部活だと思う。
そして、今僕に話しかけたのは新聞部の部長でもあり、一緒のクラスの雨宮美夏。
文化部でありながらスポーツ万能で男前な僕の友達だ。
「紅。今日はどんな記事にするのかを話し合いたいんだが…「あんたうざいのよ!!」……」
廊下を歩いているといかにもイジメてますよ、みたいな声が聞こえた。
どうやら空き教室かららしい。
「……またか。」
「…そうだね。」
空き教室を覗いてみると、丹牧さんと女子が数名いた。
丹牧さんは殴られたのか、頬が赤かったり所々痣があった。
「……これは…」
「酷いね。」
やり過ぎだ。
そう思っていたら、美夏が空き教室へと入って行った。
……お節介だね。
…しょうがない。
「あんた、もっと痛い目にあわしてあげる!!」
「…っ。」
女子が丹牧さんを殴ろうとしたとき…。
パシッ
美夏が、女子の腕を抑えていた。
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