その60 あのケバ女めぇぇえ!! 逃走しやがって!! 『まてぇぇえ!!!』 「いやぁぁあ!!」 『待ちやがれぇええ……ぅげほ!!』 「むせてんじゃないわよ!!!」 「要!うちも手伝うよぉぉお!!」 なんなんだこの追いかけっこは!! てか、湖崎足速ぇよ!! 「……っ、もうあそこしか…」 ケバ女は階段を勢いよく上がり、屋上へと入った。 よし、追い詰めたぜ!! 「もう追い詰めたよん♪観念してね!!」 『フハハハハ。』 「…っ。」 俺らはフェンスの近くまで行ったところで、湖崎を確保した。 「なによ!!あんたらなんて、パパに頼めば…」 「予想通り、此処に来たな。」 あっ、あれは… パッツン糸目のデータマン、柳ブソンじゃないか!! って、後ろにぞろぞろと… 魔王と愉快な仲間達が… んっ?青学と410がいない… 「さぁ、もう逃げられないよ。」 「ちなみに立海の全生徒が君の悪事を知ってるよ。」 「…なっ、どうやって…」 「僕のクラスはみんな鈴花の味方だから、君が嘘ついてるって知ってるよ。僕がパソコンでクラスのメンバーにさっき流したビデオのデータを送って、体育館で流してもらったんだよ。」 「そんな…」 冬夜…お前久しぶりに長く喋ったな… 読者の皆様、彼を…冬夜を忘れないであげてください… 可哀相だからな!!← 「……あんたら全員潰してやる!!パパの財力を使えば簡単に消せるわよ!!」 「ハッ、俺様を忘れてねーか?」 「……あ…」 そうだ、アホ部はかなりの金持ちだったな… ウザイけど← 「フフッ、跡部はこういう時だけ役に立つね。」 「んなっ、オイ幸村!けなしてるだろ!!」 「そんなことないよ^^」 跡部、俺は激しく幸村に同感だぜ やっと役に立ったな…← 「……もういい。」 「…………………えっ?」 ガッシャン この音と同時に渚が、横にいなくなった。 そして、フェンスがなくなり後ろに…渚が現れた 『渚!!!』 [*前へ][次へ#] [戻る] |