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「来るな。」


夏樹クンの冷たい声が聞こえ、中を覗くのを遮られた。



何?



視界からは、教室の後ろの方しか見えない。

一部のクラスメートが、こちらというか、私を見ているのは気のせいだろうか?


「谷口サンは、保健室にでも行ってて。」


何も言わせてはもらえないような威圧感。


外に出ようとも思うけど、何故私がここにいてはいけないのか…?

説明してもらわなければよくわからない。


夏樹クンの後ろで渋っていると、

「待てよ。

谷口サンはここにいるべきだろ?」


声からして、伊藤 健介(イトウケンスケ)クン。


「は?」


仲がぃぃはずなのに、2人の声は今にも飛びかかりそうな勢いだ。



この夏樹クン、昨日の時みたい…



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あきゅろす。
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