[携帯モード] [URL送信]




「やっぱ付き合ってんじゃーん!」


仲間外れにされたと怒り出す光は、やっぱり可愛い。





その顔を歪めてしまうのは、いつも私だった。


それを見るのが辛くて、1人で解決しようって光に黙っていたことは、今までに何度もある。


それがバレる度に、光に怒られたっけ。


"何で黙ってたの?

寂しいじゃん!

私たち、そんなんで壊れる関係じゃないでしょ?

どんな蜜香も、私は変わらずに好きだよ!!"


顔をグシャグシャにして泣きながら言う光の姿に、いつも励まされた。

だから、"2度と光にそんな顔させない"って、毎回思うのに…



何年たっても、私は光に心配かけることばかりしちゃうんだから。



.

◇back*◇next#

6/10ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!