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昨日だってわざわざ送ってもらったのに、今日もなんて…
だけど、その優しさが嬉しかったりする。
1人で学校に行って、あの娘に会ったらどぉすればぃぃのか。
蒼のことだって心配なのに。
不安だらけの今、夏樹クンの存在が心強くて甘えてしまう。
「谷口サンいつもこんな早いなんて大変だね?」
"ふぁ〜"と大きな欠伸をする夏樹クン。
『夏樹クンは朝弱いの?
いつも寝てるよね?』
「やっぱバレてるか。
数字とか文字並んでると、催眠術かけられるみたいでさ。」
『でも、国語だけは平気なんだ?』
だって、いつも起きてるでしょ?
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