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「とにかく、送ってくから。
あいつのことは、明日話そう?」
強い口調に、私は頷くしか出来なかった。
家に着いたら、蒼に電話してみよう。
やっぱり心配だもん…
「あ、そぉいや眼鏡。
ダテでしょ?
付けてく?」
『知ってたの?』
差し出された眼鏡と鞄を受け取り、少し迷って眼鏡を鞄にしまった。
この時間なら誰もいないだろうし。
どぉせバレているなら、夏樹クンの前でする必要もない。
「何となく。
この間も付けてなかったし。」
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