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『蒼ッ!


夏樹クン、ちょっと待って!!

ねぇ?!』


腕を引っ張られたまま、ズルズルと連れて行かれる。




蒼が気になってしょうがないのに、夏樹クンの言葉は冷たい。


「もぉ、蒼と関わるの止めなよ。」

『でも、心配してくれてるのに…』



あんな蒼、置いてはいけないよ……



「谷口サンが心配する必要はないよ。

それだけのことしたんだ…」



それだけのことって?



夏樹クンは、さっきの娘といい蒼といい、何か勘違いしてない?


私がノコノコとここに来て、蒼や夏樹クンに心配をかけてしまっただけなのに。



2人は謝る必要ないんだよ?



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◇next#

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