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『やだ、ごめんねっ?!』


夏樹クンの手が背中に回されて、さっきの先輩たちの手を思い出させる。



なのに、夏樹クンの手は嫌じゃないみたい。



夏樹クンは支えていた片手を私の膝の裏に入れると、軽そうに私を抱き上げた。


『え?

や、ちょっと、重いよ?』


お姫様抱っこって…



憧れで夢だったけど、絶対に重いって思われてる!



だけど、そんな様子はちっとも見せず、さっきまで女の子がいた机の上にそっと降ろされた。


そして、震えながら胸元を押さえていた私の手を優しく引き剥がすと、ブラウスのボタンを留めてくれた。



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あきゅろす。
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