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夏樹クンが来たことで安心していた体が、再び震え出す。



あんなのばらまかれたら……



ギュッと夏樹クンの背中にしがみつき、寄りかかる。

「頭ぃぃから、今の自分の立場、わかるよね?」


携帯をパタンと閉じてポケットに入れると、女の子の方に手を伸ばした。

悔しそうに、だけど怯えを見せたまま、その娘はカメラを渡した。


それを見て、男の先輩たちは悪態を付きながら部屋から出て行く。



「お前、覚えとけよ?」


リキ先輩が、きつく握った拳を見せ付けながら言い捨てていった。

それなのに、夏樹クンはカメラの中身を確認していて、全く気にしていない。


女の子はと言うと、私を睨んだまま、そこから立ち去ろうとはしない。


「あんたのせいで…」

そぉ呟いている。



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あきゅろす。
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