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「先輩たち、楽しそうなことしてますね?」



!!



「お前っ?!

どこから?」

「ちゃんと閉めたはずだぞ?」


突然現れた誰かのお陰で、先輩たちの手が一瞬だけ緩んだ。



今の内にッ!



思いっ切り腕を振り解き、喜一という先輩に一発蹴りをお見舞いする。

「うっ!」

「いってぇ…」


喜一先輩が痛みに屈んだその隙に、間を抜けて助けを求めた。



先輩達のせいで、誰が来たのかわからなかった。


だけど、きっと助けてくれるはず。



『助っ……え?


な……つき…クン?』



.

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