8
「先輩たち、楽しそうなことしてますね?」
!!
「お前っ?!
どこから?」
「ちゃんと閉めたはずだぞ?」
突然現れた誰かのお陰で、先輩たちの手が一瞬だけ緩んだ。
今の内にッ!
思いっ切り腕を振り解き、喜一という先輩に一発蹴りをお見舞いする。
「うっ!」
「いってぇ…」
喜一先輩が痛みに屈んだその隙に、間を抜けて助けを求めた。
先輩達のせいで、誰が来たのかわからなかった。
だけど、きっと助けてくれるはず。
『助っ……え?
な……つき…クン?』
.
◇back*◇next#
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!