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やだ……
あの頃がフラッシュバックする。
体が震えて、何とか立つので精一杯。
何で…私ばっかりこんな?
女の娘が高笑いしながら後ろに下がり、代わりに男の先輩たちが近付いてくる。
『ッ!!
やっ!』
大きな声を上げようとしても、震えて小さな声しか出ない。
4本の手が左右から伸びてきて両手を固定し、もう1人の男が私の顔を無理矢理上げさせる。
「眼鏡はとろっか。
割れたら面倒だしね。」
『やだっ!』
顔を捻ろうにも、3人の男の力に適うわけがない。
何の抵抗も出来ず、眼鏡が取り去られた。
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