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『"放課後、社会資料室に来て下さい。
待ってます。"
はぁ???
これ、何?』
まさか…
『告白?』
な、わけないか。
とにかく、誰かわからないけど、待たせたら悪いよね?
脱いだばかりの上靴を再び履き直し、階段を駆け上がった。
社会資料室は2階の隅にある。
そこの周りは色々な教科の資料室ばかりで、ほとんど人気がない。
廊下もだし、窓から中を覗いても人がいる感じはない。
手紙の主がいそうな様子も、ない。
『あの〜誰かいますか?』
呼びかけてみたけれど、返事はない。
本当にここで良かったのかな?
念のため、棚の間をチェックしながら奥へ進んだ。
『あのぉ?』
そんなに広い部屋じゃないから、直ぐに一番奥に着いてしまった。
あれれ?
まだ来てないのかな?
.
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