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「かぁいい!!


ヤバッ。

ね、キスしてぃぃ?

ってか、しよ!」


蒼の顔が上がって、私を窓と自分の間に挟む。


コツンと後頭部がぶつかった。




蜜香、大ピーンチ!!!!




綺麗な顔が、ゆっくりと近付いてくる。



「――次は五条、五条です。

お降りの方はお忘れ物のないよう…――」


『ほらっ、もぉ着くよ。
ね?』

タイミング良く電車のアナウンスがかかり、蒼の胸を押さえる。


それでも、意地悪く光る目が"やめる気はない"と語っている。





もぉだめッ!!





目を瞑って触れるであろえ唇に全神経を向けた。


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