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帰りも家まで送ってくれると言ってくれた。
蒼の家は逆方向なのに。
空いた車内で並んで座る。
もちろん、手は繋いだまま。
決して嫌なわけじゃない。
だけど、照れと言うか…
何度も思うけれど、やっぱり、今日の私はおかしいみたいだ。
そして、蒼も。
いつもみたいにはしゃいだり、調子に乗ったりしない。
元気がないわけじゃない。
柔らかい笑顔を浮かべ、優しい眼差しで私を見てくれている。
あの時みたいに。
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