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靴を他人に履かせてもらうなんて、初めてだ。

触れられた箇所が、熱を帯びていくのがわかる。


右足が終わると、左足。

双方に、異なる靴が履かされていく。



「ほらっ、どぉ?」


両足を見比べる。


確かに。

私の肌の色には、この色がよく合うと思う。



でも、それ以上に…





『じゃ、両方買う。』


"選んでもらった"


それに意味がある気がする。



片付けを蒼にお願いし、私はレジへと向かった。





本当に…




今日はおかしい。




"ヒーロー"と"王子様"を取り違えてない?





蒼は危ない所を助けてくれた。



それだけ。




こぉんなにドキドキして、まるで……







まるで、恋してるみたいじゃん?








有り得ない…








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あきゅろす。
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