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"俺に任せといて!"

と意気込んでいた割に、先輩のチョイスした映画は最悪だった。



何でデート了承しちゃったのか…早くも後悔。





『もーーー最悪っ!

あんなののどこがぃぃんですか?!』


「どこって…


最後、感動しなかった?」

"彼女を守りながら殺されてくとことが"



全く!感動しません!!





ハリウッドだか何だかしらないけど、始まった瞬間やけにリアルなゾンビがうじゃうじゃ出てきた時は、コーヒーをぶちまけそうになった。


いや、マジで。



部屋を間違えたんじゃないかって先輩を見たけど、嬉しそうにスクリーンに見入っていた。

もとい、ゾンビに魅入っていた。



"ゴメン、隣のスクリーンだったね"

そぉ言ってくれたらどんなに良かっただろうか。



「だから、怖くなったら胸貸してあげるって言ったのに…」


それが狙いかよっ!



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