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…――



『お待たせしました。』




家から100メートル程離れた本屋で待たせること20分。


思ったより準備に時間をとってしまったのに、先輩の機嫌は最高潮。

それだけ出掛けるのを楽しみにしていてくれたってことだと思う。





「部屋着もだったけど、その服も可愛いね。」


お世辞だってわかってるけど、力斗先輩が言うと本当っぽい。

言われ慣れてない私は、つい対応の仕方に困ってしまう。


『ありがとうございます…』




「じゃー、どっか行きたいとこある?」

『えっと…』


普通、どんなとこに行くんだろう?




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あきゅろす。
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