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「黙ってるのは何?
肯定?
俺からしたら、あいつは絶対許せないのに、蜜香は違うんだ?
あんなにイチャイチャして…」
『イチャイチャなんてしてないッ!』
「は?
あれは誰がどぉ見ても"イチャイチャ"じゃんか。
皆が何を噂してるのか知らないの?」
うわさ?
意味がわからなくて首を傾けると、フンと鼻を鳴らして夏樹クンが答えた。
「"谷口蜜香は戸塚蒼に飽きて3年の男を誑かしてる"
"隠していた容姿を武器に、とっかえひっかえ遊びまくりだ"
ってね。」
『なっ!』
ん、で…?
また同じなの?
また私?
どぉして、
『私ばっかり…』
「あーー蜜香チャン見っけ!
探したんだよ?
電話も出てくれないし。」
廊下に響いた先輩の明るい声。
私たちの気まずい雰囲気に全く気付かないで、話を進める。
「一緒にご飯食べようぜ〜」
はぁ…
どぉして次々と問題を寄せ付けてしまうんだろう。
力斗先輩に懐かれたから?
蒼を好きになったから?
ううん、あの頃から。
つまり、問題児は私。
.
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