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話している先輩たちの声が遠くに聞こえて、目の前の景色が白黒のテレビみたいにザーザーと揺れている。
あーやっぱり。
遊びだったんだ。
そんなに有名な遊び人が、急に生き方を変えられるわけないんだ。
しかも、私なんかを相手に。
さすがだね。
まんまと騙されるとこだった。
中学時代を知ってる夏樹クンは、どぉして何も教えてくれなかったんだろう。
むしろ応援までしてくれて。
私を傷つけないため?
だったらその選択は間違いだね。
最初から遊びってわかってた方が良かったよ…
私、"また"遊ばれたんだ。
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