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て言うか、うん…かっこぃぃ。
横を通っていく女の子たちからは好奇の視線を向けられ、数時間後には噂のまととなってるはず。
もちろん、ゲラゲラ笑う先輩たちのようなギャル系の娘じゃなくて、清純そうな女の子たちね?
絶対本人には言いたくないけど。
「彼女のためだしッ
愛のパワーってやつ?
あ、この娘、俺の彼女の蜜香チャンね。
手出したらただじゃおかないから〜」
グッと肩を抱かれて、私の頭と先輩の胸がぶつかった。
『ちょっ!
先輩、離して下さい!!』
「いい加減照れないでって。」
ギョッとして見上げると、得意そうに笑う先輩と目があった。
シャツ越しに触れる厚みのある筋肉質な胸、華奢な蒼よりも随分鍛え上げらているように思える。
だから、こぉいうの慣れてないんだって!
赤くなってパニクる私を嬉しそうに笑う先輩、端から見たらどんな風に見られるのか…
冷静さを失って、そこまで頭が回らなかった。
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