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「あっれ?
リキその髪型どしたの?
何か、可愛い少年みたいでマジ笑えるんですけどっ!」
山姥みたいな2人組の女の先輩が、ゲラゲラ品のない笑い方をしながら現れた。
指さして笑って、失礼なことをしているようだけど避難できない。
だって、昨日までの先輩を思い出したら…
学校のお騒がせグループの筆頭にいるような人が、トレードマークでもあった金色の髪をバッサリだもん。
まるで野球部に入部したようにスッキリしちゃって。
きっと周りに合わせて染められたキンキンのバサバサより、こっちのが学生っぽい。
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