1
――…
「おはよう。」
朝の校門、今日も蒼に会わないよう寝坊のふりして、遅刻ギリギリに登校。
そんな私を待ち伏せていた人…
『せん…ぱ、い?』
「これでオッケーっしょ!」
目の前に広まる満面の笑み。
これは夢。
あり得ない。
こんな展開、誰が予想した?
もしかしなくても、これは私の"あの"発言のせいですよね?
だけど少なくとも私は、こんなつもりであんなこと言ったわけじゃない。
どぉかお願いです。
私のせいじゃないって、言って下さいッ!
.
◇next#
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!