18
『あの、これは…』
「そぉだったね、まずは連絡先教えないと。」
『ですからぁ…』
「あ、これ俺と同じ機種じゃん!
マジ運命だよ〜」
『あっ!
ちょっとッ』
勝手に鞄のポケットから抜かれた携帯は、私の遙か頭上で無機質な操作音を奏でる。
『返して下さい!』
「まぁまぁ…」
ドレミの音がいくつか鳴った後、"よし"っと頷いた先輩。
元あった鞄の横ポケットに、携帯は返された。
「いつでも連絡してね。
真夜中でも授業中でも、蜜香チャンからならいつでも大歓迎!
あ、俺基本暇なのね?
呼び出しとか、全然平気だから。」
ヘラヘラと…
勝手に話を進めないでよね?!
.
◇back*◇next#
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!