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校門を抜けたいのに、力斗先輩は私の前をまるで壁のように塞ぐ。

私が右に一歩進むと先輩も一歩、と言うように、門の間を蟹歩きしてどちらも譲らない。



「"先輩"って響きもぃぃねぇ〜


俺が一緒にいたいだけだから、気にしないで。

それに、蜜香チャンみたいに可愛い娘が1人じゃ危ないって。


あ、俺が言えたことじゃないか。」


豪快に笑う先輩に、私の怒りは最高潮。



無神経すぎる。


いくら許したからって、自分からその話題を振る?!



絶対反省してないでしょ!




この軽さ、蒼以上だ。




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あきゅろす。
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