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私が帰った時、先生たちは職員会議中。
泣いてる所を見られたわけじゃないだろうし、誰かから聞いたの?
でも、夏樹クンがベラベラ噂するなんて考えられない。
でもでも、夏樹クン以外に考えられないよ?
先生に話した…?
『もしかして…
夏樹クンから聞いたんですか?』
確信はなかったけど、先生の慌てっぷりに賭けてみた。
「う…ん。
あ、でも、夏樹には悪気はなくてね?
流れで聞いてしまったと言うか…これ以上他言するつもりはないから!」
"安心して"と言う先生の言葉よりも、私の頭を制覇したもの…
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