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昨日は、結局家の前まで送ってもらった。

番号を交換して、早速夜にメールが来た。



私のコトからかってるわけではないと思うんけど…


なんで、私に話しかけてきたのかな?


興味本位?


純粋に、オトモダチになれたらぃぃのになぁ〜



蒼のコトを考えてたら、あっという間に光の乗る駅に着いていた。



「蜜香ぁ〜

昨日どぉだった?」


ニヤニヤしてても、光は可愛いんだから。


『いつの間に帰っちゃったの?

勝手に置いてかないでよねー』



昨日のコトは、蒼がバラさない限り、内緒にしておきたい。



光に、心配かけたくないから。


あの時も、自分のコトの様に怒り、一緒に泣いてくれたっけ。



『光はどぉだったの?

慎クンと圭吾クン。』

「何もー

2人とも面白くてさ!


また、皆で遊ぼうって。」


恋愛対象じゃないみたいね。


あれだけわかりやすいのに、可哀想…





駅に着くと、騒がしい声が聞こえてきて、


「光チャンおはよう!

さ、乗って!」

慎クンが慌てて光を自転車に乗せて、去って行く。


数秒後から、ピンクのマチャリに乗った圭吾クン。

「俺の光チャンを返せぇ!!」



確かに楽しそうだけどさ、光…




私は、置いてけぼり?




学校まで大した距離じゃないけどね…



「朝から騒がしい奴らだよな。」


こ、この声は?!


「おはよ。」

『もぉ、いきなり後ろから現れるの止めてくれない!』


背は高いくせに、気配感じないんだもん…


「さ、俺らも行こ?」



むぅ…



偶然会っただけで、お互い1人だから、しょうがなく…



ね?



『あ、蒼は自転車じゃないの?』

長い足は、やっぱり私に歩幅を合わせてくれている。


「慎に乗せてきてもらってる。

さっき、気付かなかった?」



…いたかな?



『大声で叫んでるんだもん、慎クンと圭吾クンしか気付かなかったよ。』


「ま、それは言えるな!」



笑った顔はやっぱり綺麗で、王子様みたい。

きっと、モテるんだろうな…


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あきゅろす。
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