[携帯モード] [URL送信]
17



「本気だから。


今まであんなんだから信じてもらえないかもしれないけど、こんな必死になったの初めてだし。

俺のせいで酷い目に合わせたけど、これからは絶対に守るから!」



流れるように蒼の右手が動いて、私の頬を包んだ。




私の魂は、どこか別の所にいるんじゃないかな?



蒼の目を見たまま、ただ瞬きを繰り返すだけ。


呼吸しているのかも、自分ではよくわからなくなっている。



自分が自分じゃない。





だった筈なのに…





「蜜香が好きなんだ。」


.

◇back*◇next#

17/18ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!