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「舞…」
蒼は片手で舞サンをそっと引き剥がすと、聡美サンの方を見た。
「聡美もゴメンな。
でも、また昨日みたいなことするなら…
蜜香を傷付けるようなら、その時は本気で潰しに行くから。
二度と蜜香を傷つけるなよ。」
最後の方だけは、蒼の声には凄みがあった。
「蒼のバカっ!
いつか絶対に後悔するんだから!!」
舞サンはそぉ吐き捨てると、公園から走って出て行ってしまった。
「舞ッ!!」
聡美サンもそれを追い、人気のない真っ昼間の公園には2人だけになった。
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