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いたッ!!




………



く…ない…




…あれ?





乾いた音が鳴り、叩かれたのは私なはずなのに、痛くない。



痛すぎて、意識が麻痺した?




恐る恐る目を開くと、右を向いた蒼が私を庇うように目の前に立っていた。


『蒼?!』


「蜜香にあたるのは筋違いだろ。」



ゆっくりと言う蒼は、決して怒っているようではない。

むしろ、優しい声色を含んでいる。



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あきゅろす。
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