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心を失くした天使2
かすかな光
パンツを膝まで下げられ、恥辱と恐怖で縮み上がってるちんこを晒す。
「勃ってねーな」
手で揉まれてもさすがにそう簡単には勃起しなかった。
「でもしゃぶれば一発だろ?」
今そんな事を…!?和樹と名乗る彼はその場にしゃがみ、ためらう事もなく僕のちんこを口に含んだ。
「ううっ…」
この前と同じように反応してしまう僕の体。これじゃ思うツボだというのに…。
「やっぱ変態だよ、お前。ギンギンになってんじゃん」
自分の体なのに見下ろすのが怖い。もちろん激しく勃起してる感覚はあるけど、その現実を受け止めるのが怖かった。
「ぐっ…!」
その舐め方は乱暴というか雑というか…気持ちよくなれるレベルではなかった。敏感な所に歯が当たり、血が出るんじゃないかと思うくらいに痛い。
晃司の舐め方は…いや、気持ちよかった舐め方を思い出してはいけない。射精したりしたら、それこそ徹底的にバカにされるに決まってる。そうなるくらいなら痛みに耐えていた方がマシだ。
…それでも堅さだけは維持してるもんだから舐める行為はすぐに終わりそうになかった。
そして事態は僕が恐れていた事…最悪の状況へと流れていく。
「ちょっ、な、何やってんの自分ら…!」
「…っ!?」
コンビニの店員さんだ。ゴミを捨てる時の通り道になってるらしく、両手に大きなゴミ袋を持っていた。
三十歳くらいの大人相手でも、和樹は怖いもの知らずだ。
「うるせぇな、見りゃわかんだろ?愛し合ってんだよ。邪魔すんなバーカ」
店員さんは和樹の顔と…僕の勃起したちんこを見比べてる。…とうとう全然知らない人に見られてしまった…。
「お前もしゃぶるか?」
グイッとちんこの先を店員さんの方に向ける。
「…!」
中学生に威圧された店員さんはゴミ袋をその場に置いて走って戻って行った。
「くそっ…。人呼びに行きやがったな」
さすがに騒ぎになるのはまずいと思ったらしい。僕のハーパンとパンツを元に戻す。
「来いっ」
そして僕の手を引きその場を走り去った…。

もちろん僕をいたぶる行為がそれで終わったわけじゃない。単に場所を変えただけだった。
コンビニを離れわずか数分後、僕は何かの会社の敷地内に連れてこられていた。この会社に勤める人が昼休みとかにくつろぐような芝生が植えてある小さな庭みたいな場所。
会社は休みで働いてる人は見当たらない。でもたくさんの窓に面していて、もし誰かが廊下を通ったら確実に僕達に気付くだろう。そんな所で僕はすでに全裸状態。脱がされる事に抵抗する気力さえない。
これまで『いじめられっ子』とか『いじめっ子』というものを見た事がない。幼稚園から小学校、そして中学でもだ。でも今、僕はいじめられっ子の立場にあるんだなと実感した。
こんな場所で裸にされ、いやらしい事をされたなんて両親が知ったら…。悲しませたくないのはもちろんだけど、かと言って逃げる事も戦う事も出来ない。
「あいつに突っ込まれる時と同じ格好しろよ」
「…」
「よぅ、聞いてんのかよ」
「…出来ません」
敬語を使ってしまったのも、僕達の上下関係を決定的なものにしてしまった。
「しろっつってんだよ!」
芝生の上に置いてあった木製の小さな椅子を蹴飛ばした。それは凄まじい勢いで飛び、壁に直撃してバラバラになった。
ダメだ、やっぱり怖い…!従わなければ何をされるかわかったもんじゃない。
「…」
僕はゆっくりとその場で四つ這いになった。
「ケツこっちに向けろよ」
「…」
それにも従った。
「つーか、もっとこう…あるじゃん。メス犬みたいにケツ突き出すのがさぁ」
肘をつき、胸の位置を低くする。
「脚開けよ」
まさしく晃司を求めた時と同じ格好だ。セックスの時は…恥ずかしいけどたまらなく興奮したこの格好。でも今は惨めでしかなかった。
「バッカみてぇ。そんなとこおっぴろげてちんこ突っ込まれてたなんてな」
「ぅぅ…」
止めどなく溢れる涙が芝生を濡らした。
「おいおい泣くなよ。悦ばせてやっからさ」
「…」
振り返って見ると、その手にはマジックペンが握られていた。この前と同じような太いやつが。しかも今日のはかなり長かった。
「お前の為にさっきのコンビニで盗んでおいたんだぜ」
…こうなったら開き直るしかない。好きなだけいたぶればいい。もし誰かに見られても、それが助けを呼ぶ事に繋がるのなら、と…。
彼は僕のお尻の側に来てしゃがみ、ペッとマジックペンに唾を吐き付けてそれをお尻の穴に当てた。グイグイ押し込まれかなり痛い。それでも我慢してそれを受け入れた。
「簡単に入ったし。穴すっげぇ拡がってんぞ」
晃司のちんこよりは細いけど、よく濡れてないしやっぱり痛かった。
「ほら、ヒィヒィ鳴けよ」
面白がってペンを強引に出し入れする。
「んぎっ…!」
ギシギシして痛みが増すだけだった。
「たまんねぇか?この変態野郎」
中身は和樹と名乗る悪魔でも、姿は和也だ。その顔で、その口からそんな風に言われるのが何より辛い。
「あははははっ!こんな姿、誰にも見せれねぇよなぁ!それともこのままお散歩連れてってやろうか?」
グイッとペンを一番奥まで入れてきた。
「ぐっ…!」
腸を内側から傷付けられたような鈍い痛みが走る。
「…ん…何だ…?」
その時、僕を弄ぶ手が止まった。
「…?」
「くそっ…!引っ込んでろ…!」
突然両手で頭を押さえ苦しみ出す。何が起こってるんだ…?
和樹は膝をついてうずくまり、今にも転げ回りそうな苦痛の悲鳴を上げてる。
「うぅ〜っ…!」
僕はお尻のペンを抜き、隅の方へ移動した。
「陸斗っ!逃げろっ!」
「…!」
今までとは全然違う声だ。キッと僕を見るあの目…晃司の兄貴達に殴られ、僕に逃げるよう促したあの時の目と同じだ。
「は、早くっ!」
まだ苦しんだままだけど、ハッキリとした言葉で僕に叫んだ。
「和也…?」
「もうこの体を取り戻せない…!抑えるしか出来ないんだ…!だから…早く逃げろっ…!」
本当の和也が現れた。それならそれで話したい事がたくさんある。でもこの状況では…。
「頼むから…!早くっ!」
僕は慌てて服を着て、何度も振り返りながらその場を離れた。和也はとうとう倒れ込み、苦しそうにのた回ってる。
助けるべき…?でも、もう体を取り戻せないって言ってた。今は和也が言うように逃げるしか…。
僕はとにかく駅まで走り、タイミングよく停車してた電車に飛び乗った…。

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あきゅろす。
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