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連鎖遊戯
いつもと違う空気
お兄さんはその日、三千円くれた。その中には『口止料』も含まれてる事はわかってる。もし誰かに話したら、お兄さんが警察に捕まってしまう事もわかってる。ほんの少しでも僕自身が望んでる以上、この秘密をバラすつもりはなかった。お兄さんもそれはわかってるはずだ。

今時、三千円なんてその気になれば5分でなくなる。新しいプラモが発売されたのを知ったのは、お金をすべて使い切った後だった。…どうしても欲しい。ちょっと欲しいくらいなら我慢するけど、今回に限ってやたら欲しくてウズウズする。…またお兄さんとこ行ってみようかな…。

何となく変な予感はしてた。うまく言えないけど、マンションに向かう途中とか、エレベーターの中とか、空気が違う気がしたんだ。インターホンを鳴らして出てきたお兄さんも、どことなく落ち着きがなかった。
「お、おぅ」
都合が悪いのかな…?
「まぁ…いいか、入れよ」
中に通された時、絶対にお兄さんのではないシューズが脱いであるのに気付いた。誰か来てる…?
「適当にゲームでもしてろよ」
お兄さんはそう言って寝室に消えた。リビングには誰もいないから、寝室で誰かと一緒なんだ。シューズの大きさから、持ち主は多分、僕と同じくらいの男の子だと思う。息を潜めると、やっぱり誰かがいる気配がした。ゴソゴソと音がしたり、かすかに話し声も聞こえる。
…お兄さんには僕以外にもえっちな事をする相手がいるわけだ。今まで考えもしなかったけど、でも不思議な事じゃない。しかも寝室で…ベッドがある所じゃなきゃ出来ないような事をしてるんだ。
…僕には関係ない。誰と何をしてたって気にしないさ。そう思って、バイオの続きを始めた。

…でもやっぱり気になる。物音がするたびに寝室の様子が気になり、ゲームどころじゃない。僕はコントローラーを置いてそっと立ち上がり、寝室のドアの前に立った。聞耳をたてると、かすかに息遣いが聞こえる。…見たい。単純に何をしてるのか見てみたかった。でも、覗いたりしてそれがバレたら叱られるだろうか?まさか殴られたりなんて事はないと思うけど…。ドキドキしながらドアノブを回す。音を立てないようにゆっくりと慎重に。そっとドアを引いて、わずかな隙間から中を見た。
「!?」
お兄さんがベッドの上で仰向けになり、その上に中学生くらい…僕より少し大きいくらいの子が乗って抱き合っていた。もちろん二人とも裸。お互いの体を撫で合いながらキスなんかしてる。男同士であんな事してるなんて…。気持ち悪いと思う反面、自分のチンチンが急激に堅くなって、ビクンビクンしはじめたのが理解出来なかった。
二人は愛し合ってるのかな…。だってどちらかと言うと、男の子の方がお兄さんの唇に吸い付いて離れないって感じなんだ。僕とたいして変わらない歳なのに、ずいぶんえっちな子なんだなぁ。
その子が体を起こすと、ニョッキリ上を向いたチンチンが目につく。体型は僕とほとんど同じなのに、チンチンは倍くらい大きかった。毛も生えてるし、皮が剥けて中身も少し出てる。キスを止めて何をするのかと思ったら、お兄さんの体のあちこちをペロペロと舐め始めた。乳首とか脇の下とか…その舌はだんだん下の方へ向かい、とうとうチンチンまで…。
僕は知らず知らずのうちにパンツの中に手を入れて、自分でチンチンを揉んでいた。男の子が大人のチンチンを舐めてるのを見てそんな事をしてしまうなんて…。そして今までで最速の射精をしてしまった。手に熱いものを感じてパンツから手を出すと、信じられないくらいたくさんの精液が絡みついていた。それでもチンチンはまだビクンビクンしてる。どうしてこんなに興奮してしまうんだろう。この胸の高鳴りをどうにかしたい…!


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あきゅろす。
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