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監視遊戯
デビュー
真一の手が止まった。ポカンと口を開けてテレビを観てる。俺からは見えないが、映像が始まったようだ。自分と同年代の少年が、全裸で脚を大きく開き、肛門まで晒しながらマスかきしてる映像を目にした真一は、しばらく固まったまま動かなかった。そしてようやく動いたかと思うと、まず部屋のドアを閉めた。そして勘がいいと言うべきか、誰もいない部屋をキョロキョロ見回す。天井にまで目を向けた時は一瞬ヒヤリとしたが、カメラに気付く事はなかった。そして、テレビの前にちょこんと正座する。その目は、もはや凝視してると言ってもいい。
真一がゲイとは思えない。だからいきなり拒絶するかとも思ったが、なかなかいい食い付き具合だ。ほんの15分程度の映像だから、そろそろ少年がわざとらしくあんあん言い出す頃だとわかる。チンコをやたらアップで映したり、悩ましい顔を映したりしてるはず。画面に食らい付いてる真一の手が、とうとう自分のチンコをいじり始めた。ショタ動画で勃起するショタの図。…たまらんな。ハーパンにテントをつくり、その頂点を軽く揉んでる。動悸が激しくなってるのがわかった。興奮してるようだ。いいぞ、その調子だ。映像はそろそろクライマックスへ、射精シーンへと進む。その瞬間を観たのだろう。真一の手の動きが止まった。身を乗り出し、巻き戻して何度も繰り返し観てる。手は遂にパンツの中に入って直に触ってる。
…さぁやれ!やり方はわかっただろう?俺が見ている前で目覚めてくれ!
その期待に応えるように、真一は立ち上がってハーパンとトランクスを脱いだ。ピコンと勃起したチンコが揺れる。やはり目は一瞬たりともテレビから離れない。保健体育の授業で、ある程度の知識は得てると思う。射精シーンを見て、真似てみようと思ったのがいい証拠だ。チンコから出たドロドロの液体の正体を知らなければ、気味悪がってそんな事はしないはず。
そして遂に始まった。麗しの美少年のオナニーショーが。

真一は下半身裸でその場にお尻をついて座った。後ろにのけぞるように左手を着き、やや脚を開いてチンコを握る。その初々しい姿だけでイッてしまいそうだ。ぎこちなく手が動き出し、一気にエロさが増した。俺は今、この美少年の本格的なオナニーデビューに立ち会ってる…。そんな幸せを噛み締めた。
チンコをシゴくだけの単純な動作だが、最初はこんなにもうまくやれないものか。真一の手の動きは、規則性もなく、リズミカルな感じがまったくない。気持ちよさそうな行為にはとても見えなかった。だがそれは第三者である俺の誤解でしかない。真一のこの表情…今にもヨダレを垂らしそうなくらい、締まりのない口元、虚ろな視線…。脚は限界まで開き、すべてを俺に晒してる。ちゃんとしたやり方のオナニーはそれだけ刺激が強いようだ。もう、なぜゲームショップから自分宛てにこんな物が送られて来たのだろう、といった疑問も吹っ飛んでる事だろう。とうとう仰向けに寝転がり、ただチンコをシゴく事だけに集中してる姿はあまりにもすごい。デビューでいきなりここまで感じてしまうとは…。M字開脚の中心をアップにして見ている俺は呆気なく爆発する。だがもちろん、一度くらいじゃ満足出来ない。精液の後始末もままならない状態でシゴき続けた。
真一も俺と似たような興奮の中にいるだろう。チンコをいじればいじる程気持ちよさが増していき、不安と期待が入り混じる状態で手を動かしてる。
だが真一は、俺が思ってる以上に幼かった。お尻を少し浮かせて手が止まる。イッたか?しかし精液が見当たらない。射精後独特の虚脱感も見せず、ケロッとした表情で体を起こした。精通がまだなのか…。射精がないとかなり味気ない。さっきまでの色っぽい表情はすっかりなくなり、満足したのかしないのか、普通にパンツを履いてしまった。プツッとテレビの電源を消して、何もなかったかのように部屋を出て行ってしまう。


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