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監視遊戯
モニターというカゴの中で
その後、真一の身に起こった性的な変化を、俺はつぶさに記録していた。それは我が子を見守る親のよう、というよりは、どちらかと言えば昆虫の観察日記みたいなものだった。何せ、俺にとって真一は、モニターの中で飼ってるような感覚でしかない。もちろん真一は生身の人間だけど、声も聞こえない、体温も感じない。それが盗撮の一番虚しい所だ。

最初の性器いじり以来、圧倒的に股間に手をやる事が増えた。宿題をしていても、テレビを観ていてもだ。本能的にマスかきしてるとしか思えない。今はまだ本格的ではないし、体もまだ未熟で射精には至らない。
時には勉強中に、問題を解きながら片方の手がパンツの中にまで入ってる事がある。器用なもんだな。
風呂上がりのチンコ観察も日課になったようだ。毎日パンツ一枚でくつろぎ、やがて中身を披露してくれる。いや、真一的には披露してるわけではないか。他人の目がないと油断してるからこそやるわけだし。

それが一ヶ月程続き、いい加減マンネリ化してきたな、と思い始めた頃、あまりにも幼いマスかきに少しずつ変化が訪れた。
ある晩、部屋の床にうつ伏せになってマンガを読んでいた真一。カメラの位置からだと、ちょうどお尻の方から見てる事になる。ハーパン姿だが、少し開いた脚がいい感じだ。はじめは脚をパタパタさせながら読んでいたが、次第に腰をクネクネさせ始めた。気のせいかと思ったがどうも違う。明らかに勃起したチンコを床に押し付けてる。読んでるマンガは…なるほど、ちょっとえっちな描写のある物か。えっちと言っても、女の子のスカートが捲れるだの、胸の谷間が見えるだのという程度で、かなりレベルは低い。そんなもんに反応してしまったのか。エロい事に興味を持ち始めた頃なんてそんなもんかな。
真一の押し付けオナニーはかなり大胆になってきた。まるでセックスをしてるように腰を振り、必死に快感を得ようとしてる。チンコを強く握ってシゴくという単純な事にはまだ気付かないらしい。
少し微笑ましいとも思えるその光景を見ていた俺は、真一の次の行動には正直驚かされた。スッと起き上がり、何をするのかと思ったら、立ち膝の姿勢でベッドの支柱にチンコを押し当て始めたんだ。登り棒で気持ちよくなる、あの要領だな。まるで女を抱きしめるように…いや、そんないいもんじゃない。これじゃあまるでサカリのついた犬みたいだ。最初は思わず笑ってしまったが、腰の動きがやけに悩ましく、俺はヌカずにはいられなくなってしまった。こうすれば発散出来る事を教えてやりたいもんだ。モニターの中で必死に腰を動かす真一と、モニターの前でマスかきする俺。まったく奇妙なもんだな。

真面目なやつ程いやらしい。そんな迷信を子供の頃に聞いたのを思い出した。それは真一の押し付けオナニーが、遂に全裸で行われたからだ。まぁ風呂上がりだったから、その為にわざわざ裸になったわけではないが。
いつものようにトランクスを捲り、チンコの観察に励んでいた真一。サイズは勃起状態でも相変わらずお子様レベル。発毛もなし。特に変化はない。実際にはミクロン単位で成長してるだろうが、毎日見てるからこそ変化には気付かない。その日もあぐらをかいて堅くなった生白いチンコをシゲシゲ見つめた後、おもむろに立ち上がりトランクスを脱ぎ去った。思えば、全裸姿を見たのはその時が初めてだった。バランスの取れた無駄のないきれいな体をしてる。身長や体重はほぼ標準並だろうが、チンコのサイズはやや小さいかも知れない。股間の中心でいきり勃ってる割に、凶器的なものはまるで感じられないからだ。せいぜい7〜8センチってところだろう。下の袋もダラリとしているものの、あくまでもオマケ程度の存在だ。6年生ともなればデカいやつはデカいだろうし、毛がボーボーのやつや、ズル剥けのやつもいるだろう。だが真一は、俺の好みにジャストミートなかわいいチンコをしてるんだ。


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あきゅろす。
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