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破滅遊戯
演技派少年
「嫌ならさっさと逃げればいいじゃん」
「そんなの無理だよ!鎖に繋がれてるし、ドアも鍵掛かってるし…あのおじさん警察官だし」
「いやぁ、違うと思うぜ?」
「え…?」
「警察手帳見た?」
「…見てない」
「だろ?俺が捕まった時も警察だ、って言ってたけど手帳出さなかったもん。本物なら相手が誰であれ必ず見せるんだよ」
「そうなの…?」
「間違いないよ。昼間っから男漁りしてるショタコンオヤジさ」
でも…警察官じゃないとしても、この部屋から逃げるなんて出来っこない。鎖は太くて切れないし、ドアの鍵も開けられない。
「逃げたいの?」
「当り前だよぅ!」
「ふ〜ん…」
翔太くんは何か考えてる。
「あと一週間我慢してよ。俺が万引きした証拠、ビデオカメラに残ってるから、それが上書きされてなくなるまで」
「…そしたら逃げれるの?」
「今すぐ逃げれるけど、俺一応進学校通ってるから、万引きバレるとヤバいんだ。ビデオっていう証拠さえなくなればあとはどうにでもなるし」
「う、うん」
「一週間はおっさんの前でおとなしくしてないとマズイじゃん?一人だと退屈だから付き合ってよ。必ず逃がしたげるから」
翔太くんの余裕ぶりを見てるだけで信用出来た。
「和人も俺と二人なら平気だろ?」
「うん」
ホントに心強かった。
「だからえっちしよーぜー♪」
翔太くんが僕に抱きつく。えっちってどんな事するのかわからないけど、助けてくれる翔太くんになら、何をされてもいいと思った。
「シッ!」
突然、翔太くんが言った。
「おっさん帰ってきた」
確かに部屋の外でゴソゴソ聞こえる。翔太くんはとっさに僕から離れ、体育座りで顔を伏せた。ガチャッとドアが開いておじさんが入ってきた時には、すっかり落ち込んでるような様子を演じていた。
「ショボくれてばかりで反省してるのか?」
翔太くんは顔を上げて言った。
「お願い…許して下さい…帰らせて下さい…」
うわ、泣いてる。てゆーか、こんなにすぐウソ泣き出来るのがすごい。
「ダメだ。お前は根っからの嘘つきだからな。経験でわかる」
「もう二度と嘘つきません!許して下さい!」
翔太くんは土下座した。迫真の演技だ。
「恥ずかしくて惨めで…おかしくなりそう…」
「なら二人で慰め合うんだな」
「え…?」
「ほら、二人で抱き合うんだよ」
「そ、そんな事…」
涙目で見られるととても演技とは思えなかった。
「メソメソ泣いて恥ずかしくないのか?小学生の前で」
おじさんはしゃがんで翔太くんのおちんちんを掴んだ。
「一丁前にヒゲ生やしてるくせに。ほら、和人に抱きつけよ」
無理矢理僕の方へ引きずられる翔太くん。おじさんには見えない角度になるとニヤッと笑った。
「しっかり抱き合え。何ならしゃぶり合ってもいいぞ」
「そんな事出来ない…!」
ふと下を見ると、翔太くんのおちんちんが堅くなって真っすぐ僕の方を向いていた。
「和人のチンポコをしゃぶれ。やらなければ親にすべてバラす」
「そんなぁ…」
そう言う翔太くんの顔は笑ってる。
「和人、立て」
おじさんに命令され、どうしようか迷ったけど、翔太くんが軽くウィンクをしたから立ち上がった。僕のおちんちんが翔太くんのおでこにくっつきそうな位置にある。もしかして翔太くん…ホントにしゃぶるのかな…?
「早くしろ!」
おじさんお得意の怒鳴り。警察官じゃないって思い始めてからあんまり怖くなくなった。翔太くんは顔を上げ口を開いた。そして僕のおちんちんに近づき…ゆっくりと口に入れていく。食べられちゃうんじゃないかって少しドキドキした。口を閉じるとあったかい感触が拡がり、すごく気持ちよかった。しかも翔太くんの舌が先っちょの皮をチロチロ舐めるもんだからくすぐったい。翔太くん、おちんちんを舐めさせられたりして嫌じゃないのかな…?


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