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破滅遊戯
夢か幻か
一週間が過ぎた頃、僕は犬の生活に少し慣れていた。朝、おじさんのマンションに来て、服を脱ぎ裸になって鎖に繋がれる。裸を見られるのにも慣れた。そして夕方になると解放され、元通り服を着て帰る。繋がれてる間は持ってきた宿題をやったりして時間を潰した。僕は毎年、夏休みが終わる寸前にヒーヒー言いながら溜まった宿題をするから、その点だけはよかった。
最初の2〜3日は、両親も僕の元気のなさを気にしていたけど、慣れてからは普段通りに振る舞えたし、まさか自分の子供が裸で首輪を付けられてるなんて夢にも思ってないと思う。余計な心配を掛けたくなかったし、犬にされてる事は黙っておこう。
おじさんは毎日10時頃に出掛け、2時か3時に帰ってくる。警察官ってもっと忙しいんだろうと思ってたけど、意外にそうでもないみたいだった。出掛けてる間、どこで何をしてるのかわからない。もしかしたら僕みたいな子を見つける為に、今日もどこかのお店にいるのかも知れない。
でもどうしても慣れない問題があった。トイレだ。マンションに来る前にお腹いっぱいご飯を食べてくるから、ここで惨めな食事をする必要はない。でもおしっこだけはどうにも我慢出来なかった。タライの中におしっこするのは屈辱的だけど、床に洩らしたらきっと叱られる。僕は膝をついておちんちんをタライに向け、その中におしっこした。おじさんが帰ってくるとそのタライを持っていき、そして空になったタライをまた戻す。でももしお腹を壊したりしても…うんちだけは絶対したくないなぁ…。

そして10日くらい経ったある日。お昼を少し過ぎた頃、部屋を適温にしてるエアコンが動かなくなった。飲み物はあるからミイラになる事はないと思うけど…裸でも暑いものは暑い。宿題をする気にもなれないくらいの暑さが続いた。全身から汗が出て、床に水たまりが出来る程だった。壁にもたれて座りうなだれてると、おちんちんの先から汗がポタッと落ちた。そんな光景を見たのは初めてだ。頭がボ〜ッとする。冷たいプールに入りたい…かき氷を食べて頭キーンってしたい…ぬるくなった水を飲みながらそんな事を考えていた。
おじさんが帰って来た時、さすがにこの暑さに驚いていた。そして僕に『すまなかった』と謝った。わざとじゃないにしても、もし飲み物がなかったら死んでたかも知れないからだと思う。おじさんは首輪を外し、僕を抱きかかえてお風呂場に入った。そしてプールと同じくらいの冷たさのシャワーで僕の汗を流した。…気持ちいい…。ついでとばかりにタオルに石鹸をつけ、体も洗ってくれた。隅々まで全部。おちんちんやお尻を洗われるのは恥ずかしかったけど、僕はただジッとしていた。
「きれいにしてやるからな」
そう言って下半身を念入りに洗ってる。暑かったり冷たかったりで、僕の頭はまともに働いてなかった。おじさんが僕のおちんちんをやたら触ってるのがなぜなのか考えようともしなかった。
「清潔にしておかないと病気になりやすいからな」
最近捲れるようになった皮を剥いて中身も洗う。痛いようなくすぐったいような…不思議な感じだった。このおじさんはきっと僕みたいな男の子が好きなんだ…。捕まえて監禁して、こんな風に体に触る。僕は変質者のおもちゃにされてるんだ…。おちんちんがピーンって堅くなり、おじさんは夢中になっていじりまくってる。何だか気持ちいい…夢の中にいるみたい…。うわぁ、おじさんが僕のおちんちんを舐めてる…。もしかしておいしいのかな…?おちんちんを口の中に入れてる時におしっこしてみようか?きっとビックリしちゃうね…。あぁ…何だか眠い…。

その後の事はよく覚えていない。お風呂場でおちんちんを舐められたり…お尻も舐められたような気もする。でも夢だったかも知れない。自分で服を着たのかおじさんに着せられたのか…僕は気付いたら自分の部屋のベッドの上にいた。


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