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変装遊戯
エロい下着
弱ったなぁ…。まさかこんな事になるなんて。まぁこのサイトで僕の秘密に気付いた者は変な趣味があるって言ってるようなものだし、だから八幡も下手に出てきたんだと思う。でも一応これ以上の事にならないよう手を打たなきゃ。こうなった時の為というか念の為というか、健太郎さんの免許証をチラ見しておいてよかった。
『Kさん、今すぐ画像を削除して下さい。さもないと○○県○○市にある実家の住所、番地までココで曝しますよ』
実際には番地まで覚えてたわけじゃない。でも意外にこの書き込みに素早く対応してきた。翌日の朝には画像、健太郎さんの書き込みがすべて消えていた。小心者でよかったよかった。それでも何人もの人が僕のえっちな画像を手に入れたと思うけど。スレそのものも消して、とりあえず被害が拡大するのは防いだ。あとは身近な問題…八幡をどうするかだなぁ。

スレを消したその日も、八幡はしつこく僕に付きまとった。
「なぁ、誰にも言わないからホントの事教えてくれよ〜」
あ〜ウザ…。せっかくの昼休みなのにさ。逃げ回るうちに誰もいない屋上に来てしまった。どう考えてもただ真実が知りたいだけじゃないと思う。僕が白状したらヤリたいって所だろうな。
「もしそれが僕ならどうすんの?」
核心を突くしかない。
「俺…前から真保の事がタイプだって思ってたからさ…」
男には興味ないけど、僕の顔が好きってわけか。
「ヤリたいの?」
「う、うん…」
とりあえず敵にはならないみたい。なら味方にしておくのがいいに決まってる。
「でも僕、男だよ?」
「真保くらいかわいかったらどっちでもいいってゆーか…」
八幡はどちらかというと美形な方だし、ヤリたくないタイプってわけでもない。同級生にヤリ友がいるのもいいか。
「ふ〜ん…。ヤラせてあげてもいいけどさ」
「マ、マジっ!?」
うわ、必死!しかもちんちん勃起させてるし。健太郎さんや啓介兄ちゃん程の大きさじゃないみたいだけど、確かにズボンの前が膨らんでる。
「でもタダじゃダメだね」
「え?」
「服くれないとヤラせてあげない」
「服って…もしかして女物の…?」
「そ」
「もちろんいいよ!昨日、小遣いもらったばっかだし」
「安物はヤだよ」
「小遣い全部はたいてもいい!それに…」
「それに?」
「そういう格好した真保とヤリたいってゆーか…」
あくまでも女の子とヤルつもりでいたいわけね。
「じゃ服買って持って来てよ。気に入ったらそれ着てデートしてあげるから」
「え、どんなのがいいの?」
「僕に似合いそうなやつ選んで」
「わ、わかった」
とりあえずその場はそれでしのいだ。とか言いつつちょっと楽しみだったり。新しい服が手に入るのも…八幡とのセックスも。

あの必死さから、多分次の日には僕の所へ来ると予想してたけど、八幡が来たのは5日後の日曜日だった。もう!待たせやがって!でも直接僕んちまで来たから許してあげるか。
「これ…通販で買ったんだ」
だから時間が掛かったって?自分で買いに行くのは恥ずかしいから?根性ないなぁ。
「真保に履いてもらいたくて」
履く?八幡が手提げ袋から最初に取り出したのは、すんごく面積の狭い下着だった。子供が履くようなのじゃなくて、エロエロなおねいさんが履くようなやつ。正直、一目見て気に入ってしまった。お尻なんかほとんど丸見えになりそうな紐パンで…生地が薄くてスケスケなんだ。もちろんそんなの履いた事ない。後から出した服は…普通のワンピースか。でもパンツがすごいから許しちゃう。
「着てみてくれる…?」
「いいよ、あっち向いてて」
僕はワンピとパンツを受け取り、八幡が後ろを向いてから今着てるシャツやハーパンを脱ぎ始めた。


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