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飼育遊戯
屈辱の自慰
悪夢はその翌日起きた。部活を終え、夕方帰宅してみたら、パソコンにメールが届いてた。誰だろう?アドレスを知ってる人は意外に少ない。それは小山先輩からだった。そういえば前にアドレスの交換したっけ。開いてみたら動画が添付されてた。それを見た僕は全身凍りついてしまった。映っていたのは僕だった。僕がオナニーしている映像だった。これは…先輩の家…?そう、服装からして昨日の事だ。AVを見ながらオナニーしてる姿が撮られていた。僕を正面、やや上の方からバッチリ捉えてる。まるで気がつかなかった。でもなんでこんな物が…?まさかこうなるようにAVをデッキに入れて、抜き忘れたフリをしていたんじゃ…?長い動画は僕のオナニーの一部始終を映している。先輩が隠し撮りを…?信じられない…。メールの本文に目をやると『バラまかれたくなかったら明日、部活が終わったらウチに来てね』と書いてあった。脅されてる…こんな風に言われたら行かないわけにはいかない。これをネットとかにバラまかれたら僕はもう生きていけない。その場にヘナヘナと座り込み、しばらく動けないでいた。

翌日、沈んだ気持ちのまま一日を過ごし、放課後に指示通り先輩の家に行った。インターホンを押すとすぐ先輩が出てきた。
「入りなよ」
別にいつもと変わらない様子の先輩が逆に不気味だった。黙ったまま中に入り、部屋に通された。
「実はさ、前から高山くんの事狙ってたんだよ」
「え…?」
「だって高山くん…かわいいからさ」
先輩は僕にすり寄り、チンチンを触ってきた。
「やっ…!」
僕はすぐに後退りした。
「逆らうの?」
僕には確実な弱みがある。それを思い出して固まってしまった。
「言う事聞いてればバラしたりしないよ。でも逆らったら…あちこちにバラまくからね。学校とかジュニアバスケのHPに」
冗談じゃない。そんなとこにあの動画を貼られたら転校しなくちゃいけなくなる。
「それだけは…」
「じゃ言う事聞く?」
「…はい…」
逆らう事は不可能だった。先輩の目が決して冗談ではない、と物語っていたからだ。
「じゃそこでパンツ脱いでオナニーして」
僕は青冷めた。どうしてそんな事しなきゃいけないのか理解出来なかった。さっきもチンチン触ってきたりするし、先輩ってホモ…?
「早く。言う事聞くって言ったばっかじゃん」
「でも…」
「バラまくぞ」
先輩の顔つきが変わった。いつものやさしい表情ではない。瞳孔が開いていた。
「…時間切れ。バラまくわ」
先輩は部屋の隅にあるデスクトップのパソコンの方を向いた。
「待って!ごめんなさい!」
その腕を掴んで必死で止めた。
「やれよ」
感情のない冷たい言葉だった。僕は涙を流しながら制服のベルトを緩めた。
「邪魔だから上脱いで」
泣いてみせても先輩は眉ひとつ動かさない。言われた通り学生服を脱いだ。続けてズボンを下げる。
「下げるだけじゃなくて全部脱げっての」
足首からズボンを取り去った。
「パンツも」
僕は決心して一気に脱ぎ去った。学生服の下はランニングのユニフォームを着てたから、今やそれと靴下だけの惨めな姿。
「オナニーして。こないだやったみたいに」
小さいままのチンチンを握り、ノロノロと手を動かした。
「これじゃ勃たねーか」
先輩は立ち上がり、DVDプレイヤーをいじり始めた。
「こないだの見せてやるよ」
そしてデカいテレビにこの前と同じセックスシーンが映し出された。思わず目をそらしたけど遅かった。ほんの一瞬見た映像だけで腰を振る男の人や、あの時のオナニーの気持ちよさを思い出してしまったからだ。僕の意志で止める事は出来ず、他人の前でみっともなくチンチンが勃起していく。
「お、勃ってきた」
先輩が僕のチンチンをピンッと指で弾いた。
「それ見ながらやれよ。イクまで帰さねーぞ」
またソファに足を組んで座り、哀れな僕を見てる。こうなったらもう早く済ませて帰りたい。僕はAVを見ながらチンチンをシゴいた。悔しかったのは、こんな屈辱的な状況なのに同じように気持ちいい事だった。


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