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恥辱遊戯
正義と信じるもの
秀一は前開きのシャツのボタンをひとつずつ外し、ゆっくりと脱いでいく。続けてランニングの肌着も脱ぎ、上半身裸になった。
『はい、じゃこっち向いて…そう…かわいいねぇ』
カメラは秀一の顔をアップで撮った後、胸やお腹までも映していく。
『よし、じゃズボンも脱いじゃお』
男の言葉に明らかに難色を示す秀一。
『ちゃんとおじさんの言う通りに出来るよね?お母さんとも約束したでしょう?』
…母親公認…?もしかして僕は最悪な物を見てしまってるんじゃ…。秀一は立ち上がり、ジーンズの半ズボンを脱ぐ。白いブリーフ一枚になり不安そうな表情でカメラを見つめてる。
『えらいねぇ』
そしてさっきと同じように下着がアップになった。
『さ、パンツも脱いじゃおうね』
やっぱり…。間違いない。これは秀一を利用して撮影されたいやらしいビデオなんだ。あんなに小さい秀一を言葉巧みに裸にしてそれをビデオカメラで撮り、きっと売り物にしてるに違いない。それを仕組んでるのはあの母親だ。あの人が実の息子にこんなひどい事をさせてるんだ。もともと嫌いだった事もあり、僕は彼の母親に憎悪を抱いた。秀一はと言うと、カメラの前で下着まで脱ぎ、全裸になっていた。当たり前だけど、小さなチンチンまでも丸見え。
『かわいいなぁ、秀一くんは世界で一番かわいいよ』
演出してる男は秀一をおだて、いい気にさせようと必死だ。
『クルッと回ってみて』
『腰に手を当てて』
『カメラ見て笑って』
色んな要求をこなしていく秀一。やがてその要求は、まるでAV女優に対してのようにひどいものになっていく。
『四つ這いになってお尻向けてごらん』
『右手でおちんちん持ってみて。おしっこする時みたいに』
猥褻な格好でポーズを取る秀一が痛いくらい哀れだった。
『まだ皮は剥けないかな…』
調子に乗ってきた男の手が伸び、幼いチンチンの皮を剥こうと引っ張っている。秀一は苦痛に顔を歪め、それでもされるがままだった。
『まだ無理かな。じゃ勃たせてみようか?わかる?おちんちん堅くなる事あるよね?ほら、これ見て』
秀一の視線がカメラから反れる。本を捲るようなパサパサした音がしたかと思うと、秀一のチンチンがあっという間にピンピンになっていった。エロ本でも見せられたのだろうか。
『ちゃんと堅くなったねぇ』
再び男の手がチンチンを掴む。その手をどけようと秀一は抵抗するが、男は構わずチンチンをシゴきまくっていた。あんな小さい時にそんな事したって無駄だろうに。可哀想な秀一…顔を真っ赤にして今にも泣き出しそうだ。2〜3分シゴかれ続け、秀一はとうとう涙をこぼした。それを見た男が慌ててなだめてる。
『今日は初めてだからこれくらいにしておこうね。次からはもう泣いちゃだめだよ』
頭を撫で、ほとんど男の力で頷かせた。…何てひどいんだ…。たとえ貧乏だとしても、小さい子供にあんな事するなんて。テープは『秘・2006』つまり今年の物もある。秀一は今もあんな事をさせられてるんだ。勝手に観てしまったのは悪いけど、僕は口は固い方だ。秀一を説得してしかるべき所…例えば警察とかに事実を公表しよう。そうでもしなければ秀一はずっとひどい事をされ続ける。他人事ながら僕は憤慨していた。…いや、もしかしたら友達想いのフリをする自分に酔っていただけなのかも知れない…。


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