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虚言遊戯
新しいパートナー
それは登校日の事だった。午前中で終わり、帰り道をてくてく歩いてる僕を呼び止める人がいた。
「ちょっといいかな?」
…この人、どっかで見た気がする…。そうだ、おじさんが逮捕された時、一緒にいた刑事さんだ。英雄気取りでベラベラよく喋る刑事さんとは別の人。な、なぁに?今更…。
「実はね、この前聞き忘れた事があってね。悪いんだけど、もう一度だけ一緒に来てもらえないかな?」
え〜…。マジカヨー…。
「僕、急いでるんですけど…」
ここんとこ、僕は嘘だらけだ。本当は急いでなんかいない。帰ってゲームしようとしてただけだし。
「そう言わないで頼むよ。私も仕事なんでね。本当にすぐ済むから」
…仕方ないなぁ。面倒だけど刑事さんに逆らう事は出来そうにないや。

前の時と同じ、取り調べ室に、その刑事さんと二人きり。
前も思ったけど、この部屋って気分悪くなる。だって犯人とかが『正直に吐け!』とか言われる部屋でしょ?それに刑事さんも冷たそうな感じで、やさしくない人ってすぐにわかる。…やな感じ。
僕と刑事さんは向かい合って座った。しばらくの間、沈黙が続く。聞きたい事って何なの?早く言ってよ。
「回りくどい言い方はやめて、率直に聞こうかな…?」
うん、そうして。早く帰らせてよ。
「この前の件だが…君はあの男と合意の上で性的な行為に及んでたな?」
「え…?」
「わかりにくかったか?要するに、君の意志でいやらしい事をしてたんだろうという事だ」
やべ…そんな事言われると思わなかったから、嘘を思いつけない。
「違う…!僕は無理矢理…!」
とりあえず、この前言った事の繰り返し。
「だったら何であの時…気持ちよさそうに射精までしてたんだ?」
う…やっぱり見られてた。
「私は、本当に性的な嫌がらせを受けた子供を何人か見た事がある。その子達は、自分が望みもしない嫌がる事をされて、苦痛に顔を歪めるんだ。お前のようにイッたりはしないんだよ」
「…」
…ナメてた、この刑事さんを。僕が子供だからって、柔らかい聞き方なんかしてこない。しかも今、お前ってゆったし。ムカつく。
「正直に言え。お前とあの男はつながってるんだろ?」
うわ、刑事ドラマそのまんまだ。
「何度もあのトイレでヤッてたんだろ?どんな事をしたんだ?しゃぶったりしゃぶられたり…もしかして、もうケツに突っ込まれたか?」
僕はピンときた。この人…あのおじさんと同じだ。男の子にえっちな事をするタイプだ。そして明らかに僕を狙ってる。それならば、嘘をつく必要はないって事か。
「…だったら何?」
こういうのを『開き直り』っていうんだよね。僕を気持ちよくしてくれる人を奪ったこの人が、急に憎たらしく思えてきた。
「そうだよ、僕とおじさんはいっつもえっちな事してたんだよ。おじさんが捕まるまで」
「…」
刑事さんは、立ち上がって僕の横に来た。
「寂しいんだろ…?」
そう言いながら手を伸ばし、僕のチンチンを掴んできた。やっぱり間違いない。
「もう勃たせてるのか?いやらしい小僧だ」
そういう刑事さんもズボンの前がテントを張ってる。
「しゃぶってやろうか?」
その言葉に、チンチンがピクンって反応しちゃった。…舐めて欲しい…。それが僕の本音。誰でもいい。イカせて欲しい。
「まずコレをしゃぶったらな」
刑事さんはズボンのファスナーを開け、中から大人のチンチンを取り出した。おじさんより少し若いからか、チンチンも若く見える。おじさんのよりちょっと細い感じがした。
「さぁ、しゃぶるんだ…」
僕はためらう事なくそれを口に入れた。これだ…何だか懐かしい匂いだ。言われる前に舌であちこち舐めると、刑事さんは
「おぉ…上手いじゃないか」
と僕の頭や顎を撫でた。クチュクチュと音をさせながら、いつの間にか僕は夢中でチンチンを舐めていた。
僕は…自分を気持ちよくしてもらう為のご奉仕ではなく、大人のチンチンが好きになっていた。熱くて太くて…変な匂いも今は好き。僕って変態だなぁ。刑事さんのチンチンを舐めながら、僕も真似をしてファスナーからチンチンを出した。とりあえず自分で先っちょの所をいじってみる。気持ちいい…。今日はきっと精子出そう。でもその前に…刑事さんの精子飲みたい…。早く出して、僕の口の中に…。
「イキそうだ…」
僕のテクは、おじさんに鍛えられて抜群だよ。その言葉を合図に、思い切り吸ってあげた。
「う…うぉ…!」
ドクンッて勢いよく、刑事さんの精子が口の中に発射された。それをゴクンと飲み込む。…おいしいや…。
「上出来だ…」
刑事さんは満足そうに言った。
「どれ、お前もイカせてやろう」
待ってました!僕は立ち上がって腰を突き出すようにした。刑事さんは、僕のチンチンを指で摘み、フルスピードで擦った。あれ?舐めてくれないの?僕、一生懸命がんばって舐めたのに。
…ま、いいか。触られるだけでも気持ちいいし。皮を剥いて先っちょの所を指で擦ったりされると、たまらなく気持ちいい。ヌルヌルの液がたくさん溢れ出す。
「出るっ…!」
久しぶりだったから、あっという間だった。ピュッて飛んだ精子が床に落ちる。
「イッたか…」
刑事さんはそっけなくチンチンから手を放した。そして冷たく言い放つ。
「早くしまえ」
何だよぅ、おじさんはキレイに舐めてくれたのに。ケチだなぁ。僕は渋々チンチンをしまった。
「自分で汚した物は自分で始末しろ」
ティッシュを僕に放り投げる。床の精子を拭き取れ、って事らしい。何かサービス悪いなぁ。僕ばっかりがんばって、刑事さんはすげー楽してる気がする。僕は床を拭きながら、首を傾げた。


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