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虚言遊戯
気持ちよくなれない
ヒャッホーッ♪カードカード!僕はさっきのコンビニに戻って買えるだけのカードを買い込んだ。いけね、借金の分、残しとくの忘れた。…ま、いいか。何となくまたあのおじさんに会えるような気がするし。そしたらまたおしっこと精子買ってもらえばいいもんね。
…それにしても、精子出てからチンチンがやけにムズムズする。かゆいってゆーか、くすぐったいってゆーか…。僕は買い物してる時も、よく小さい子がやってるみたいに、何度もズボンの上からチンチンを押さえるように触っていた。
そうだ、帰ったら自分でやってみよっ!おじさんがやったみたいにしたら、また気持ちよくなって精子出るかも。そしたら精子見る事も出来るもんねっ。新しい遊びを知った僕は、カードを買ったうれしさも忘れ、急いで家に帰った。

自分の部屋に戻り、早速ハーパンとパンツを脱いだ。邪魔だから脱ぎ捨てちゃってTシャツ一枚。…え〜い、これも脱いじゃえ!僕は素っ裸になってベッドに寝転がった。そして、まだムズムズするチンチンを指で摘んだ。おじさんがやったように、動かしてみる。おっ、ちょっと気持ちいい。チンチンも少し堅くなってきた。
でも…それはほんの少しだけで、さっきみたいにピンピンにはならない。おかしいなぁ…。さっきはあんなに気持ちよかったのに。舐められた時も気持ちよかったけど、手でいじられてる時も気持ちよかった。同じ事してるのに、どうして気持ちよくならないんだろう?それどころか、やがてチンチンはいつもみたいにフニャフニャに戻っちゃった。体を起こし、ベッドの縁に腰掛けて延々いじってみたけどダメだった。少し堅くなって、またフニャ〜…。何か疲れてきちゃったよ…。もうや〜めた。

それでもチンチンは相変わらずムズムズする。晩ご飯食べてる時も無意識に触っちゃって、お母さんに
「和、ご飯食べてる時にそんなとこ触らないの」
って叱られた。ちょっと恥ずかしかった。お風呂に入ってチンチンを洗う時もいじってみたけど、やっぱり気持ちよくならなかった。あのおじさん、どんな魔法使ったんだろ?

次の日も同じようにプール帰りにコンビニで解散してから、僕はまた公園のトイレに行った。
でもおじさんはいなくて、仕方なくチョロッとしか出ないおしっこをして帰った。
…あ〜ぁ、またやって欲しかったなぁ…。僕は、お金が欲しいというよりも、また気持ちよくなりたくてここに来ていた。

おじさんと再会したのは、最初の日から丁度一週間後だった。思わずうれしそうな顔をしてしまった僕に
「おぉ、和真か。またチンポコ舐めて欲しいのか?」
だなんて、ニヤニヤ笑いながらバカにして…。
「ち、違うよ、お金欲しいんだもん」
恥ずかしく思った僕は、そう嘘をついた。ホントはおじさんが言うように、舐めたりいじったりして欲しかったんだけどさ。
「あぁ、いいぞ。お小遣いならいくらでもあげるよ」
ヒャー、気前いいんだね!
「もっと色んな事させてくれるならな」
いいよいいよ、もう好きにして♪きっと気持ちいい事なんだよね?
「じゃ、先にお金ちょうだい」
僕は言ってる事と思ってる事が矛盾してた。
「ほら」
おじさんがくれたのは一万円札だった。すげえっ!僕、一万円なんてお正月しか触った事ないよ!
「そのかわり、何でも言う事聞くんだぞ?」
「うんっ」
何だかワクワクしてきた。たくさんのお金に気持ちいい事…いい事だらけだっ。


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あきゅろす。
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