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いただきます(うさぎシリーズ)



雲雀くんは悩んでいました。
日に日に可愛くなっていく(と言うか見える)花子に理性が崩壊寸前だったのです。
特に、自分は花子を(可愛いとは別の意味で)好ましいと思っていることを感じてからは、花子の行動ひとつひとつに獰猛な狼の本能がくすぐらてなりません。


「………大丈夫ですか?」


恐る恐る雲雀くんに近付く花子。
ワンピースの胸元から肌が覗いたのを見た瞬間、雲雀くんの理性は消えました。


「うひゃ!?」


いきなり雲雀くんが花子を抱き締めました。
ちょっと驚きましたが花子は嬉しくてそろそろと腕を背中に回します。


「………ご飯だけど」


「ふぇ?あ、今日はお団子があるんですよ」


抱き締められたままの体勢で話しかけられて雲雀くんの表情が分からない花子。
雲雀くんはニヤリと笑いました。


「………君が良い」


「……っ!?」


驚き身体を離そうとした時にはもう花子の身体は宙に浮いていました。


「あっ…、」


(食べられちゃう!)


牙を覗かせた雲雀くんの口に花子はぎゅうっと目を瞑りました。
でもよくよく考えると、そのまま森で野たれ死ぬか寂しくて死んでしまうはずだった自分にこんなによくしてくれた狼さん。
そして大好きな狼さんが自分を望むなら食べられるべきではないかと花子は覚悟しました。


ぽふ


「大丈夫、痛くないから」


身体に感じた柔らかい感触にベッドの上だと気付いて花子はキョトンと雲雀くんを見上げました。


「痛くない…?で、でも食べるんですよね」


「そうだよ、食べて僕だけのうさぎにするんだ」


そう言うと雲雀くんは花子の首筋に噛みつきました。
痛い!と一瞬身体が反射的にびくっとなりましたがよく感じれば痛くはありませんでした。


「ほら、痛くないでしょ…」


「やっ…あっ…んぅ…」


次は鎖骨辺りを丹念に舐められて強く吸われました。
その度に花子は身体を強張らせて小さく悲鳴をあげました。
その様子を可愛いと言いながら雲雀くんはやめる気配がありません。


「ワオ、肌も白いね」


「ふぇっ…」


ワンピースを鋭い爪でゆっくり切っていきます。
前を全部開けられ花子は隠そうとしますが雲雀くんが身体を押さえ付けるのでそれも敵いません。いつもと違う様子の雲雀くんと、人に見せたことのない自分の恥かしい姿に花子は泣き出しました。


「すまないけど止めてあげない」


下着をずらすと露になった胸に雲雀くんが噛みつきました。


「ひあっ…」


ぞくりとした感覚に素直に声を上げた花子。
それに気分をよくした雲雀くんは益々胸への愛撫を続けます。


「や、そんなとこ舐めないでっ…何か変な声っ出ちゃうっあ、やぁっ」


嫌々と首を横に振りながら必死に雲雀くんに訴えます。


「声、我慢しないで」


「んっ…」


耳にねっとり舌を絡ませて空いてる手で胸を揉みます。
始めは戸惑うばかりでしたが次第に気持ち良さに身を任せるように花子は拒絶しなくなりました。「下はどうなってるかな」


「きゃうっ!?」


ちゅうっと胸に吸いつきながら下着越しに割れ目を指でなぞります。
初めて触られる場所に花子はギュッと雲雀くんの腕ごと脚を閉じました。


「無駄だよ、そう言う反応は煽るだけさ」


グッと両足を広げさせて自分の身体を間に滑り込ませました。
その格好が恥かしくて堪らない花子は顔を真っ赤にさせて嫌々と小さく抵抗しましたが、雲雀くんの指が割れ目を擦ると気持ち良くて力が抜けてしまいます。


「濡れてる…」


「あっ…」


下着をずらすと直接割れ目に指を当てます。
ゆるゆると上下していく指に花子の体にゾクゾクとしたものが走りました。


「まずはほぐさなきゃね」


ニヤリと微笑むと雲雀くんが視界から消えてしまいました。


「……?っひゃあっ!!」


不安になって上体を起こそうとするとぬるりと下部を襲う熱くゆるやかな刺激に今度こそ花子は叫びました。


「あん…、なにっ?気持ちいよぅ…」


ふるふると震えながら襲いかかる快感に耐えていると雲雀くんが肉芽にじゅっと吸い付きました。


「ひっ!?あぁっ」


びくびくと震えて花子はぐったりしてしまいました。
自分の口を拭いながら雲雀くんは再び花子にのしかかります。
気怠さと心地よさから花子はトロンとした表情で雲雀くんを見上げました。


「ん…っ」


花子は素直に口付けを受け入れるとゆるゆると襲い来る睡魔に身を預けようとしていました。


「ほら、寝ちゃダメだよ…」


「ふっ…あっ…」


指や舌とは違うものが入り口に擦りつけられて花子の腰は揺れました。


「へぇ、やっぱり本能でわかるのかな」


「あっ…やぁ…もっとぉ」


浅く出入りする雲雀くん自身に花子はもっと欲しいとねだります。
雲雀くんは気分が良くなったのか首に唇を落とすと花子の両膝を抱えて自身をズブズブと沈めていきました。


「ひっ…あっ…!」


大きな異物がすんなり入り、腹部を襲う慣れない圧迫感と内側を抉る甘い熱に花子は全身を震わせて雲雀くんにしがみつきました。
雲雀くんは全部入ったのを確認するとゆっくり腰を動かし始めます。
ぬちゅっずぷっ
粘着質な水音と絶え間なく続く快感に花子の膣は雲雀くんの自身に絡みついて、もっと快感を引き出そうとしているようでした。
すいつくような膣の蠢きに雲雀くんも気持ちよさから、とっても興奮していました。


「っはぁ」


息を吐いて先端をぐりぐりと一番奥にこすりつけます。
あまりの快感に花子は言葉にならない悲鳴をあげて膣を痙攣させました。


「出すよっ…くっ」


「ひあっ…!あーっ」


びゅくっびゅるるっ
奥に押し付けたまま雲雀くんの精液が放たれ、その熱さと快感から花子はあっという間にイってしまいました。
ぴくぴくと震える耳に甘く噛みついては最後まで出し切るように雲雀くんが腰を揺らします。


「はぁっ、おおかみさ…」


ずるりと引き出された雲雀くん自身に、花子の秘部からどろっと精液がもれだしました。


「これでもう君は僕のものだ…」


嬉しそうに全身を甘がみされて花子ははてなでしたが、すごく気持ち良かったしおおかみさんも嬉しそうなら良かったんだと思い、花子は小さく頷いた。


(あ、でも何だか…、私が食べたみたい…)


腹部に残る精液の感触に花子は顔を赤らめながらも、優しく抱きしめてくれる雲雀くんの腕の中で安らかな眠りに就いたのでした。






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