( ^ω^)がミニ四駆を盛り上げるようです。
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( ^ω^)「う〜ん…」
ブーンは悩んでいた。明日の遠足に備え、馴染みの駄菓子屋で悩んでいた。
300円という制限の中で、いかに自分の満足するモノを買うか…本気で悩んでいた。
( ^ω^)「…スニッカーズ欲しいけど、こんな大物買ったらオワテしまうお」
30分後、一大決心の元に精算した。
@@@
( 'ー`)「はい、300円丁度ね」
( ^ω^)「…結局買ってしまったお」
やはり欲望には勝てなかった。スニッカーズの他は5円チョコ、10円ガムと小物が並ぶ。
( ^ω^)「ま、当たりが出ればいいお」
そんな期待を抱きながら店を出ようとした、その時
@@@
( 'ー`)「ブーン君、待って」
( ^ω^)「何ですかお?」
@@@
( 'ー`)「クジ引いてみて」
( ^ω^)「おっおっおっ、引くお」
箱の中に手を入れ、ガサゴソとかき回し、1枚の紙を掴んだ
( ^ω^)「どれどれ…おっおっおっ、ミニ四駆って書いてあるお」
@@@
( 'ー`)「おめでとう。みによんくね。この中から好きなのを選んで」
( ^ω^)「………」(箱が潰れてたり黄ばんでたり…在庫処分としか思えないお)
@@@
( 'ー`)「ブーン君?」
( ^ω^)「おっ…じゃあこのマグナムセイバーがいいお」
@@@
( 'ー`)「はい、まぐなむせいばーね」
( ^ω^)「ありがとうだお」
@@@
( 'ー`)「じゃあね、ブーン君。遠足楽しんでね」
( ^ω^)「しっかり遊ぶお。おばちゃん、また来るお」
@@@
( 'ー`)「………」
ブーンの家
( ^ω^)「マグナムセイバー…懐かしいお」
ブーンが家の手伝いをし、小遣いを貰い、初めて買ったのがこのマグナムセイバーだった。
( ^ω^)「モーターが無くて走らせられなかったのもいい思い出だお」
しばらく箱を眺め、パカッと開けてみた。
( ^ω^)「よし、作ってみるお」
ミニ四駆なんて何年振りだろう…様々な思い出を蘇らせながら押し入れを漁り、どうにかこうにかレーサーズボックスを取り出した。
( ^ω^)「おっおっ…コレは……トライダガーだお」
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