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時と闇の継承者
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「で、最後にアロフ」

「え?アフロ?」

「違います!アロフです、ア、ロ、フ!」

コハクの台詞に、思わず聞き返すと、すかさず本人から訂正が入った。

「あぁ、わかった。アフロくんか」

「だから、アロフですって!」

必死に訂正してくる『アホの子』アロフが面白く、俺はわざと間違えてやる。アフロもアロフもそう変わんないし。

「どっちでもいいから、先に進めていいかな?」

コハクがにっこり笑ってアロフのことを切り捨てた。
「そんなぁ」と嘆くアロフを放置するコハク。やっぱコハクはSだ。

「さて、さっきの支幻殿についての疑問の答えだけど、まずは精霊のことを説明するね」

「はい、質問!精霊とか関係あるの?」

「あるから先に説明するんだよ、トキヤ」

口を挟んだら笑顔のコハクに諭すように言われた。

「この世界には魔法があって、魔法の源は精霊なんだ。僕は魔法使いだから、魔法を使う時には精霊から力を貸してもらってる」

「魔法使いとかいるんだ、スゲー」

ホントに漫画や小説の世界だ。

「で、当然だけど、精霊自身は普通に魔法が使えるんだよね」

「力の塊みたいなものだからな」

リュートさんが補足するみたいに付け加える。

「それぞれ司る力によって種族が分けられていて、大きく分けると火、水、風、土、光、そして闇」

『闇』のところでコハクは視線を真っ直ぐ俺に向けた。とても真剣な顔で。



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あきゅろす。
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