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精霊王たちの恋
清春B
忘れようと思ったこともある。

それでも、無意識に彼の姿を探してしまう自分に気付き、重症だと自嘲する。

彼の存在が大きすぎて……。

俺は今日も彼の姿を探す。

半分諦めかけていた時だった。

記憶の中と変わらない姿のままの彼を見つけた。

俺は、驚きと嬉しさでいっぱいになる。


――やっと見つけた――

ようやく彼の名前を声に出して呼べた――。

「リュート」

君を愛している――。

END


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