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狂人雑詩帳
優等生と呼ばれて

昼下がりの茶番のように
僕は黒く濁って
絶えしのぐ声に
快楽をおぼえた


堕落した優等生
僕に相応しい称号
息が詰まりそうだよ
貴方たちの期待には


人を乱すことに
イカされている
その快楽に悶えている
怒りを人にぶつけることで
全て満たされる



綺麗な道を歩くことがいつも正しい
なんてのは冗談もいいとこ
もっと本当の僕を見て
目を凝らして僕の痴態を見ていて
誰かに知ってもらいたい
加虐こそ美学だと
歪んだ愛こそ真実だと



オカシイのは君らのほうだ
そう叫んだ僕に
向けられた罵声
それがなんですか?


いつまで続けようか?お綺麗な腐った芝居
ぶち切れそうだよ
勘違いしてる君らに


人をダメにしてる
イカれた偏見が
真面目?何ですかそれ?
僕はこの子を虐めました…
汚したんですよ?
真面目に…見えるのかい?



いつしか恐れ怯えるであろう大人達
マジで茶番もいいとこ
もっと目を向けるべきだった
もっと僕に注目しとくベキやった
歪んだ愛を知る前に
綺麗なあの子手をかける前に



いつでもそうだろ?
所詮はクダラナイ人間
年だけ余分にとってんだよ
もっと僕に跪きな…
堕落した優等生
本当の僕を見せてあげる


でも…寂しかったの
なんていったら…
笑われるかな…



いつも綺麗なセリフを並べる
クダラナイ偽善もいい加減にしろ
「偉いね」
「イイ子だね」
欲しいのはそんなんじゃないの
もっと見て下さい
僕を叱って欲しかったもっと僕を見て下さい
じゃないと
狂ったように人を卑しめてしまう
人を…人を…人を…



犯した罪はもう消えません
あの子に対す謝罪すら浮かびません…
堕落はもう止まりません…



見て欲しかった
本当の僕を
優等生なんて言わないで
叱って欲しかった
大好きな大人達に






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あきゅろす。
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