10.
「ねえ、…いいの?本当にいいの?…信じてもいいの、その言葉」
「ッハ!いいも悪いも、端から俺ァその気でお前を囲ってたんだ。今更他の誰にもやらねえよ」
たどたどしくも念押すようなその問い掛けに頷けば、恐る恐る女が俺へと向けて手を伸ばす。
俺の首へとその手を回す。
やわらかな胸乳へと抱き寄せられる。
「なんだよ、まだ抱かれ足りねえの?」
「違うわよ、…バカ」
詰る声は涙混じりで、俺の肩口を再びしとどに濡らしてゆく。
*
*
望んだのは、たったひとりの女の道無き未来。
金に飽かして手に入れて、誰の手にも触れられぬようにと。
逃さぬようにと、この腕の中に囲った。
手折ってこの腕に閉じ込めた。
――だが、例え『檻』は代わったところでこの先も、決して逃すことは無いだろう。
捕らえた女のその腕を。
遊里の女に狂った兄も、たったひとりの女に狂うこの俺も。
…所詮は同じ穴の狢なのだ、と。
やわらかな肌とそのぬくもりに溺れながら、ふと気が付いて小さく嗤った。
end.
毎度キャラ崩壊と捏造激しい、なんじゃこりゃー!(汗)な江戸パロですが、今回本当アイタタな駄文でマジすみません☆(平謝り)
若くして松本を囲う日番谷とかよくね?ちょっと妄執しちゃってる日番谷とかちょーよくね?!///と云う妄想ががっつり暴走しただけの駄文です…orz
オチもなければ山もない、そもそも日番谷と松本から掛け離れすぎてる雰囲気だけの散文です。
だらだらっと書いてきましたが、お暇つぶしにサラッと読み流してもらえたら嬉しいです〜ヽ(´Д`;)ノ
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!