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6.



「じゃあ、またな」
「…またね。ああ、あと隣りのカノジョと仲良くしなさいね?」
「なんだ、それ」


別れ際。
泊まることなく家へと帰る、あの子を見送る玄関先。
苦笑を浮かべたあの子は、それでもいつものようにあたしの肩を抱き寄せる。
そうして軽く触れ合わせたくちびるに、あたしも笑顔で以って手を振って。


――バイバイ、冬獅郎。陽気なカノジョと仲良くね。


閉まる扉の向こうへと。
ひとりひっそりと、心の中で別れを告げた。







end.


ある意味自虐的ですが、管理人が昔っから「なんっでそうなるかなあ??」と不思議でならなかった、『ナイスバディで派手顔の年上お姉さんとデキてた男が、最終的には正反対のタイプの同年代ヒロインに墜ちる』的な、少女漫画のよくあるパターンを日乱変換してみた次第。
最終的に年下の彼氏を選ぶ主人公ヒロインの漫画はあっても、主人公ヒロインに絡む男キャラで、敢えて主人公以外の如何にも遊びなれてる風の物分り良さげなナイスバディなお姉さんを選ぶ男の子っていないんですよねえ、やっぱり(遠い目)
日乱に置き換えたらちょっとは理解できるのだろうかと思ったのですが、ひねくれまくりのオイラの頭じゃ無理でした…orz てゆーか、書いててもぜんぜん面白くなかった;;
ちなみに、上のお姉さんを松本に置き換えるとバッドエンドになりますが、隣りの席の女子高生に置き換えるとハッピーエンドになります。…多分(笑)



そんな、お隣りの席の陽気なカノジョを松本に置き換えた『その後ネタ』とか。


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あきゅろす。
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