[
携帯モード]
[
URL送信]
プロローグ
『これがお前が
望んでいたことなんだよな。』
白い鱗のような物を見つめるその瞳は
憂いに満ちている
「とと様、お目覚めですか?朝餉が出来ておりますよ。」
『ああ、今行く。』
そっと引き出しの中にしまい部屋を後にした。
年の頃16才のその娘
そんな父の後ろ姿を淋しそうに見つめる。
誰もいない部屋で
白い鱗を手に取ってみれば
忽ち放たれる閃光に
身を包まれたかと思うと
光の中に吸い込まれて行った…。
[次へ#]
1/23ページ
[戻る]
[
小説ナビ
|
小説大賞
]
無料HPエムペ!