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プロローグ
『これがお前が


望んでいたことなんだよな。』





白い鱗のような物を見つめるその瞳は



憂いに満ちている







「とと様、お目覚めですか?朝餉が出来ておりますよ。」


『ああ、今行く。』



そっと引き出しの中にしまい部屋を後にした。





年の頃16才のその娘


そんな父の後ろ姿を淋しそうに見つめる。




誰もいない部屋で



白い鱗を手に取ってみれば



忽ち放たれる閃光に



身を包まれたかと思うと



光の中に吸い込まれて行った…。





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あきゅろす。
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