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献上品とかお宝とか
◆橘灯弥さまへ!

"少し調子〜狂うよ〜♪
Why〜〜?♪♪"






「じゃん!お弁当!」


彼女はそういって、得意気に風呂敷を広げる。


ちとせが応接室に来たのはつい先刻。

お弁当を作ってきてくれるようになったのはつい一週間ほど前の事だ。


「…ありがとう」

もちろん作ってくるように脅迫(と言う名の土下座)したのは僕だけど。


「うん、今日はハンバーグなの!」

彼女もまんざらではなさそうなのでヨシ!

とにかく僕はね、ちとせがお弁当を作ってくれる代わりに、ちとせのために甘ーい時間を作ってあげることにしているんだ。

なかなか健気なんだよ、僕は。



「ど?美味しい?」

ちとせが聞いてくるので、僕は素直に答える。

「うん、すごく美味しいよ」


「よかったぁ!」

ほにゃりと顔を緩める君に僕はもうメロメロ……。


「可愛いね」


つい、口をついて出てしまった言葉に「あああ何それ僕のキャラじゃないのにあああ」とか思ったけど、まぁ甘い時間にするためだと彼女の反応を待てば、


「アハハ!恭弥の方が可愛いんだけど!」

軽く流された。

え、いやそこ照れるとこでしょ?
なに普通に返しちゃってんの?


「あ、これも美味しいよ!」


「ん、ちとせの方が美味しそうだよ…」


「キャハー!ウケる!恭弥の方が美味しそうだから!」


…は?

いやウケないよ。
なに、僕の方が美味しそうって誘ってんの?



「ちとせ……」


僕はそう勝手に解釈して、食事もそこそこにちとせをソファーへ。


さすがにこれには照れてくれるだろうと思ったんだけど……。


「おお!プロレスごっこ?キャハ!ウケる!負けないよー!」



照れてくれなかった。


それどころか、僕の方が押し倒されてるんだけど。


なんなの君もう、僕空回りしてばっかじゃん恥ずかしいなぁもう!

あああもう何でこんなハチャメチャな子好きになっちゃったんだろ、てかヒィィ僕ってばこの子好きなの?


こんな女の子のカケラもないような……。

(なんで押し倒されてプロレスごっこだよ)


「ちとせ…君ほんとに女の子なの?」


「え、……」


ふっと洩らしたそんな一言に、

「や、やだっ恭弥ったら…っ!」


ものスゴい照れてた。

え、なに?
照れる要因はなんだったの?



「そんな下ネタ、恭弥が言うなんてっ、きゃっ、ウケるー!」



イヤ待ってよ下ネタじゃないよ。

てか何、ウケるってどこに?


「恭弥の馬鹿っ!大好きっ!」


「ふぎゃっ」


そういって抱きついてくる君。
なに、なんでそうなる?

(しかも僕の声!ふぎゃって何!)



「…ぼ、僕も………
ちとせのこと大好き」


とりあえず思い切って告白してみた。

ちとせも大好きとか言ってたし、うん。



「キャハ!超ウケるー!」

何故!?

だから何故!


――――――………



君といると、なんだか調子でないよ。




continue…+おまけ

はい、橘灯弥さまキリ番リクエストの「雲雀ギャグ夢」でした!

え?ギャグだったの?

とか思ってもツッコまないでください…っorz

精一杯なんですっ、これがジョーク才の無い経営主な限界なんですっ……

では橘灯弥さま!こんな駄文でよろしければもらってくださいまし!


ではおまけ!






「あンの暴れん坊め!俺のちとせちゅあーんとイチャイチャしやがって!」


「シャマル!覗きなんて悪趣味だよ!」



「お前だって覗いてんじゃねぇかツナ」



「い、いや俺は……
あれ、トライデントモスキートが…」


「そうだよ、へへへ……
もう一回、桜クラクラ病にしてやる!そして花見出来なくなればいいんだ!」




「ひっ、やめなよ!」

ガラッ


「咬み殺す……」


「「ぎゃーーっ!?」」



調子でないのは、
君らの所為だったのか。




continue…

ね、覗きなんて悪趣味だなぁシャマルは!
まったく、私の恭弥←に何する気だったんだ!(マテ)

ではまた次回!

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