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お恥ずかしながら。
淫魔Ver.攻@


・ものすごく、下品です
・ヒロインが淫魔
・さらに乙女化雲雀







頭がクラクラした。

熱があるみたいだった。

だから今日は、おとなしく寝ているつもりだった。




─────…




「っはぁ……」

今年になって15歳になった僕は、今までの一度だって、風邪を引いて誰かに看病された記憶がない。

気付いた頃にはもうひとりだったし、僕はそこらの生物とはデキが違う。
ひとりになることに、何の問題もありはしなかった。

「……あつ…、」

それどころか好都合。
頂点に君臨する強者には、弱味となるような馴れ合いは必要なかったのだ。

「も、寝よ…」

というわけで、僕は今もひとりで部屋にいる。
風邪を引いたら心も弱くなるって?馬鹿らしい。
むしろ誰かが近くにいたら、落ち着かないってば。

とりあえず薬飲んで寝てれば、いつかは良くなるでしょ。
風邪薬に入った睡眠剤に誘われるようにして、僕は瞼を閉じた。




─────…




それからぴったり一時間後。
下半身への違和感で、僕は目を覚ます。


「う、ぅン…っ、」

熱はまだ、下がっていないらしかった。
張り詰めたような痛みが、どことなく嫌な場所にある気がする。

寒気に耐えながら布団をチラリと捲ってみて、今の自分の現状に、声を失った。


「!」

何故だ。
どうなってる。

これも、風邪の症状の一つなのか。
(ああ、だったらどんなにいいことか!)
僕は自分の恐ろしい変化に眉をよせる。

半ば震えるように、僕の躰の一部が起立していた。
(どこって……、ココ。)


「・・・」

一体、これはなんだ。
今まで…この15年以上、僕はこの躰と付き合ってきたわけではあるけれども。
こんなこと、一度だってありはしなかった。

呆然と自分の躰と向き合って、たっぷり5分。
依然として、大人しくなる気配はなさそうだ。
…腫れてるの、か?

そっと、触れてみる。


「ふ………ぁ、」


未知の感覚が腰周りに広がった。
悪寒にも似た、ぞわりとしたなにか。


「ぁ、う……、」

ヘンなもどかしさに、口から零れる自分の声。
いつも聞き慣れたそれより、幾分高い。

指先だけだったそこを包むように手を添えると、まるで心臓みたいにドックドクしているのが分かった。

…怖い。
一体僕は、どうなってしまったんだろう。

ぬる…、湿った何かに、慌てて手を退ける。
まさか僕…、粗相をしでかしてしまったんだろうか?
15にもなって?
……恐ろしい。


「ん…、」

まだ治りそうもないソコだが、これでは気持ち悪くて仕方がない。
好奇心も相まって、黒いパジャマのズボンと下着を、一緒にずり下げた。


「…っ!?」

ぎょっとした。
あまりに、恐ろしい。
なんてことだ。

ソレは僕が今まで見てきた以上に大きく膨れ上がっていて、たぶん僕愛用の武器より大きいんじゃないだろうか。
先の方からツプ…と透明な少々ぬめった液体が溢れて、伝ってシーツに落ちた。

「は……ッ」

怖さと好奇心で、また指先を伸ばす。
クニュン、と柔らかい先っぽを指が滑った。
またおかしな感覚が腰周りに広がっていく。

つつつ…、と液体は溢れてベッドを汚すのに、今はそんなことがあまりに小さく思えて。
これは…尿ではない?
なんだろう。

先ほどと同じく、指先で直接触れることに慣れてきた僕は、やんわりとソレを手で包む。
ずる…っと上にずらすと、また不思議な感覚が僕の頭を蝕んだ。一気に背中の後ろを駆け抜けるぞわぞわ。
熱が上がったかもしれないのに、手は止まらない。

「ひ…ぅん…っ」

まるで女みたいだ。
でもそんな声を気にする暇もないくらい、僕は壊れた人形みたいに手を動かす。
この感覚の正体が知りたくて。

「は…っぅン!ぅあ…ッ、あぅぅ……っ!」

なんだ、このカンジ。
ヤバイ、頭がショートしそうだ……。

「ぁ、ふァ…っ!」

膝立ちで身体を支えられなくなって、四つんばいみたいになりながらも手を休めることなく上下に動かす。

何か…警報が鳴っていた。
目の前が、涙で滲む。
情けないけど、半開きになった口からは唾液がポタポタと滴った。

「ひゃ…ぅ、んぁっ!」

こんなの、初めてだ。
滑るように先っぽを指でグリグリ押すと、ゾクゾクは頭にまで昇ってきた。
どうしよう、怖い。

自分の身体の変化に、未だ恐怖を感じずにはいられないのだ。
もしこのまま僕がこの行為を続けたとして、なにか…限界を超えてしまったら。

僕は、どうなるのだろう。

死んでしまう?
下半身を露出させたままでか。(絶対いやだ。)


「アはぅ…っ、やァぁんッ!」

でも手が……っ、
勝手に、動いてしまう。
止めればいいはずなのに、止められない。
五感のほとんどが下半身に集中するこのぞわぞわ感に、足と腰が震えた。

今僕は、どれだけ情けない顔をしていることだろう。

涙まで流れ始めた。
熱が上がったらしい。頭がぼんやりして…何も、考えられなくなる。

クリッとぬめる液体の出てくる場所に爪を立てた途端、また未知の感覚が僕を襲った。

「…はっ、やッやァあっ!な、か……出…っ!」

競り上がる熱。
微か、排泄とはなにか違うような。
これはもっと、イケナイ事のような……。


意識が、飛びそうになったとき、


「ストップ!!」

掛けられた女の人の声に、文字どおり動きをピタリと止めてしまった。







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